頭の形・髪の悩み
【絶壁・ハチ張り・斜頭】その頭の形の悩み、実は「慢性的な鼻詰まり」が原因かも?
口呼吸が頭の形を悪くする
京都市で絶壁・ハチ張り・斜頭など、頭の形の改善を専門としている「あかとき庵」の小松です。
そのため、顔面の筋肉の状態はダイレクトに頭の筋肉の状態に反映されます。 さらに、口呼吸の人は「アデノイド顔貌」という特有の顔つきをしていて、上記の傾向以外にも、
などの特徴があります。
京都市で絶壁・ハチ張り・斜頭など、頭の形の改善を専門としている「あかとき庵」の小松です。
以前に口呼吸の人は頭の形や顔のバランス、歯並びが悪くなる傾向があるという記事を書きました。
なぜ口呼吸が頭の形に悪影響を及ぼすのでしょうか?
口呼吸の人は舌の筋肉が衰えて、舌が正常な位置よりも低いところにあります。
舌の筋肉が衰えていると、口を閉じにくくなり、気がつけばポカン口(口呼吸)になっている人が多いです。その場合、顔面の筋肉も同時に衰えて、それが頭の形に影響します。
少し医学的な話をすると、頭の筋肉は以下のように顔の筋肉と神経支配が連動しています。
・前頭筋・後頭筋 → 顔の表情筋と同じ顔面神経
・側頭筋(ハチの部分)→ 咀嚼筋と同じ三叉神経の下顎神経
そのため、顔面の筋肉の状態はダイレクトに頭の筋肉の状態に反映されます。 さらに、口呼吸の人は「アデノイド顔貌」という特有の顔つきをしていて、上記の傾向以外にも、
・顎(下顎)が後退していて、Eラインが崩れている
・顎の後退によって気道が狭くなり、呼吸がしにくくなる。
(睡眠の質の低下や慢性疲労によるパフォーマンスの低下につながる)
・どんよりとした目つきになっている
・顔の輪郭がはっきりせず、ぼんやりとした表情になっている
・鼻すじが曲がっている
などの特徴があります。

以前に書いた記事には、口呼吸を自分で改善する「あいうべ体操」のやり方についても書きました。
しかし、「鼻呼吸が大事なのは分かりました……。 でも、そもそも鼻が詰まっていて鼻で息ができないんです!」
という方も中にはいらっしゃいます。
そこで今回は自分で「鼻詰まりを治すエクササイズ」をご紹介します。
この方法は、あかとき庵で鼻詰まりが慢性化している方々に6年前から指導していて、たくさんの改善例があります。
実はこれ、オリンピック選手などのトップアスリートも実践している、
『人生が変わる最高の呼吸法』という本で紹介されている科学的なメソッドなんです。

とても簡単にできますので、ぜひ最後までお読みいただき実践してみてください!

とても簡単にできますので、ぜひ最後までお読みいただき実践してみてください!
鼻づまりで口呼吸になっていませんか?絶壁・ハチ張り・アデノイド顔貌にも関わる鼻呼吸改善エクササイズ
①鼻で小さく静かに息を吸い、鼻で小さく静かに息を吐く
②息を止めて鼻をつまむ
③息を止めたまま歩けるところまで歩く。
(中度から強度の息苦しさを感じるまでだが、やりすぎないこと)
④呼吸を再開するときも、必ず鼻で呼吸してすぐに静かな呼吸に戻す
⑤呼吸を再開すると最初の呼吸は通常よりも大きくなるだろうが、そのまま大きい呼吸を続けるのではなく、2回目、3回目の呼吸を抑え、できるだけ早く通常の呼吸に戻すこと
⑥1分から2分待ち、また同じ手順をくり返す
⑦長く息を止めていられるようになるには、最初からがんばりすぎないこと(息を止めている間の歩数は少しずつ増やしていく)
⑧鼻づまりが治るまで、このエクササイズを5回か6回くり返す
(注意:BOLTスコアが10秒未満の人、妊娠中の人、高血圧の人、循環器に問題がある人、糖尿病の人、その他の深刻な健康問題がある人は、このエクササイズをしてはいけない。食後も控えるように)
パトリック・マキューン著『トップアスリートが実践 人生が変わる最高の呼吸法』(かんき出版)P98,P139〜P140から引用
注釈:BOLTスコアとは、自分の二酸化炭素への耐性がどの程度あるのかを測定する方法で、「体内酸素レベルテスト」のことです。このテストは、息を止めて息をしたいと最初に感じるまでの時間を測り、二酸化炭素の耐性を判断しています。
なぜ、息を止めると鼻の気道が広がるのか?
なぜ、このエクササイズで鼻が通るのか?
理由は大きく2つあります。
① 「一酸化窒素(NO)」が鼻を広げるから
息を止めると、鼻の奥(鼻腔)に一酸化窒素が充満します。この一酸化窒素には「気道を拡張させる(広げる)」という強力な働きがあるため、鼻呼吸ができるようになります。
② 「二酸化炭素」が鍵となり、酸素を細胞に届けるから
息を止めている間、体中には二酸化炭素が溜まります。
実は、血液中の酸素がヘモグロビンから離れて細胞へと届けられるとき、この「二酸化炭素」の存在が絶対に欠かせません。
二酸化炭素は「不要なガス」と思われがちですが、実は酸素を細胞へ届けるために欠かせない役割があります。
この仕組みは100年以上前に生理学者によって発見され、「ボーア効果」と呼ばれています。
血液中の二酸化炭素が減らないことで、酸素が全身の細胞に行き渡り、エネルギーをつくったり、運動機能を高めたりできるため、トップアスリートもこのワークを熱心に実践しているのです。
鼻呼吸がしやすくなることで、口呼吸の改善につながる可能性があります。
口呼吸の改善は、睡眠の質や日中のパフォーマンスだけでなく、頭や顔のバランス、噛み合わせなどにとっても大切な土台になります。
ぜひ、参考にしてみてください!
追伸
今回ご紹介した鼻づまりを治すエクササイズが掲載されている本、パトリック・マキューン著『トップアスリートが実践 人生が変わる最高の呼吸法』(かんき出版)は、私のイチオシの推薦図書です。
今まで数多くの健康本を読んできましたが、この本は「一生、本棚に残しておきたい」と思える特別な1冊です。
実は以前、ある患者さんにこの本をお貸ししたのですが、とても気に入られたのか何なのか理由は分かりませんが、私の元に戻ってこなくて(笑)、わざわざ再購入したというエピソードがあるほどです。
それくらい素晴らしい内容で、実は過去に私が論文を書いた際にも、この本の内容を大いに参考にさせていただき、当時はかなり読み込みました。
最近また久しぶりにページをめくってみたのですが、「あ、ここも今の臨床に活かせるな」と新たな発見がたくさんありました。
ご興味があれば、ぜひ読んでみてください!
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